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水鉢ビオトープの再セットアップ

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「チャラチャッララチャ♪ チャラチャッララチャ♪」
キューピーの3分クッキングではないけれど
我が家の水鉢ビオトープもなんとか水張りまで終えたので
前回の予告通り「pequeno*流 水鉢ビオトープのつくり方」を説明したいと思います。

水鉢ビオトープの再セットアップ_a0153104_1143970.gif

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用意するもの

(1) 水鉢
水温管理には陶製のものがいいのではないかと思いますが
我が家では大きさと値段の関係上鉄製の水鉢を使っています。
その際問題になるのは赤錆ですが時々足し水をしてあげることで解決するようです。
テラコッタの水鉢も使ってみましたが水の蒸発が激しく夏場の管理が大変でした(´_`。)グスン


(2) 底土
今回の再セットアップで使用した底土
硬質(焼成)赤玉土、軽石、麦飯石、淡水用濾過砂


ビオトープでは濾過装置などを使わないので水質の悪化を防ぐため
濾過バクテリアの住処となるような多孔質なソイルを使用するといいと思います。
それでも排泄物や食べ残しのエサなどでヘドロ化が進むと思うので2年に1度を目安に底土を交換しましょう。


(3) 水生植物
水鉢で育てている水生植物
シラサギカヤツリ、斑入りシペラス、ヒツジグサ


ビオトープで飼育する魚や飛来してくる鳥や昆虫たちの住処や休息の場として
いろいろな水生植物を用意してあげてください。
ただし地域の生態系(生物多様性)を保全するために外来種の使用には注意しましょう。
外来種を使用する場合には外部への流出がないよう気をつけてあげてください。


(4) 水辺の生物
水鉢ビオトープの生物たち
メダカ、タニシ、逆巻貝、トンボの幼虫


水辺の生物たちもそれぞれビオトープ内での役割をもっています。
メダカはボウフラの繁殖防止に、貝類はコケ対策に、オタマジャクシはアオモ対策に役立ちます。
トンボの幼虫(ヤゴ)やヤマトヌマエビなどのシュリンプは魚の死骸などを片付けてくれるでしょう。


(5) 濾過バクテリア
水辺の生物が生息しやすい水質を保つため、
アンモニアや亜硝酸などを分解し無毒化してくれる濾過バクテリアを繁殖させましょう。
自然に発生するのを待つのもいいのですが繁殖するまでに少し時間がかかるので(1ヶ月くらいかな?)
種水や市販の濾過バクテリアを使用すると便利かもしれません。


(6) カルキを抜いた水
再セットアップの際、最初に投入するのは普通の水道水です。
ですから水の濁りが取れ水質が安定するまでの1週間くらいは生物を投入しないでください。
足し水をする際は汲み置きの水を使うか、市販のカルキ抜きを使用してください。
まあ・・・ズボラな私は普通の水道水を足し水に使ってしまいますが(^^;)ゞポリポリ


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セットアップの方法

(1) 底土を敷く
前回は底土として荒木田土を使用したのですが
通気性の悪い粘土質がヘドロ化を促進させてしまったような気がして
今回は硬質赤玉土や濾過砂などを使ってみることにしました。
配合割合は「適当」です(^^;)アセ...
ネットに入れた(底土の交換時に便利)軽石を敷き、その上に硬質赤玉土を敷いて水深を調整。
通気性のよい団粒構造にするためには硬質赤玉土は大小異なる粒のものを使用しましょう。
麦飯石と濾過砂は水生植物を植えてから敷いた方が水の濁りも少なく見た目も綺麗に仕上がります。


(2) 水生植物を植える
アオモの繁殖を抑えるため水生植物は水洗いをして土を落としてから植え込みます。
小さな植木鉢などに植えつけて水深を調整してあげると植物の性質に合わせやすく、
水が蒸発しやすい夏場には魚たちの緊急避難所としても役立ちます。
カモンバなどを植えつけるときは浮き上がってこないようピンセットなどで摘んで深めに植えましょう。
水生植物の肥料(ハイポネックスなど)はあげすぎると水質の悪化に繋がるので注意してください。

水鉢ビオトープの再セットアップ_a0153104_1154692.gif

(3) 水を張る
水の濁りを抑えるため、水を張るときは板切れや鉢受け皿などの上に静かに水を注ぎましょう。
浮いてきたゴミは多めに水を注いで水鉢の縁から流してしまいましょう。
水の濁りは数日で納まるので心配しなくても大丈夫です。


荒木田土のみの時は水の濁りが納まるまでに1週間ほどかかりましたが
今回の再セットアップでは濾過砂などが土が舞うのを抑えてくれたのかほとんど濁りはありませんでした。


(4) 水質を安定させる
水辺の生物を飼う際には水温や水質に注意してあげてください。
生息地によって多少異なりますがメダカの生息に適した水質はph7.0前後。
シュリンプはph6.0~7.0くらいでしょうか?
また生物たちの排泄物や食べ残しのエサを分解してくれる濾過バクテリアを繁殖させましょう。

(5) 水辺の生物を投入する
水鉢の中の生物が多すぎると水質が悪化しやすくなるので水量と生物の割合に気をつけましょう。
(目安:水1~2リットルあたりメダカ1匹)
生物多様性を保つためにもいろいろな種類の生物を組み合わせて飼えたらいいですね。
環境が整えば野鳥や昆虫が飛来して様々な姿を見せてくれるはずです。


我が家の水鉢ビオトープには様々な生物たちが訪れます。
スズメやシジュウカラなどの野鳥や蜂などの昆虫が水を飲みにきたり
トンボが産卵してヤゴが成長し夏になると水鉢のほとりの植物につかまって羽化します。
春先には近所の自然公園で捕まえたオタマジャクシを放流。
秋が終わる頃まで庭の草陰で青蛙の姿を見つけることができました。

水鉢ビオトープの再セットアップ_a0153104_1161184.gif

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書き忘れてることないよな・・・・うん、こんな感じでしょう。

あとは3日ほど放置して自然にカルキを抜いたら
濾過バクテリアを投入してバクテリアが繁殖するのを待つだけ。
生物たちの投入は年明けのなるべく暖かな日を選んで行う予定です。

長文になってしまって ごめんなさい。
この情報が少しでもお役に立てれば幸いです(⌒_⌒)v


それでは。
今年の庭仕事&ブログの更新はこれにて終了。
みなさん、よいお年をお迎えください...(⌒-⌒)/マタ、ライネン、オアイシマショウ!
水鉢ビオトープの再セットアップ_a0153104_21161242.gif
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by jardinar | 2009-12-30 11:12 | *bios-NIWA Lesson
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